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ナタリー・ポートマン 推薦図書

『No Straight Road Takes You There』レベッカ・ソルニットが混乱と絶望の時代への解毒剤を示すエッセイ集

2025年5月に刊行されたレベッカ・ソルニットの『No Straight Road Takes You There – Essays for Uneven Terrain(まっすぐな道はそこへ導かない――不均衡な地形のためのエッセイ)』は、過去5年間に書かれた20ほどのエッセイを収めた作品集である。テーマは…

『A Different Kind of Power』NZ元首相ジャシンダ・アーダーンが自身の在任期間中を振り返る回顧録

2025年6月に出版された『A Different Kind of Power』は、2017年から2023年までニュージーランド首相を務めたジャシンダ・アーダーンの回顧録である。本書は、単なる政治家のキャリアを振り返るだけのものではなく、リーダーシップの新たな定義を問いかけ、…

『The English Understand Wool』厳格な教育を受けた少女の視点から「上品」と「下品」の価値観の対立を描いた中編小説

2022年に出版されたヘレン・デゥイットの中編小説『The English Understand Wool』は、厳格な上流階級の価値観で育てられた少女が、両親の驚くべき秘密を知り、人生が大きく変わる物語である。本書は、2023年に作家でブック・インフルエンサーのアン・パチェ…

『Consider Yourself Kissed』現代ロンドンの政治的な激動を背景に、あるカップルの10年の関係を描いた小説

2025年5月に刊行されたジェシカ・スタンリーの小説『Consider Yourself Kissed』は、典型的なロマンチックコメディに社会風刺や政治風刺を巧みに融合させた恋愛小説である。本作は、現代の東ロンドンを舞台に、コラリー・バウアーとアダム・ホワイトマンとい…

『Autocracy, Inc.』現代の独裁体制が複雑な国際ネットワークに支えられている実態を明らかにした一冊

2024年7月に出版されたピューリッツァー賞受賞作家アン・アプルボームによる最新の著書『Autocracy, Inc.: The Dictators Who Want to Run the World(独裁株式会社:世界を支配したがる独裁者たち)』は、現代の独裁体制がもはや単一の指導者によるものでは…

『Saving Five』性暴力サバイバーがトラウマからの回復と社会変革への道を振り返る

2025年3月4日に発売されたアマンダ・グエンによる回顧録『Saving Five: A Memoir of Hope』は、著者が経験した性的暴行からの回復、そしてその経験を原動力とした社会変革への道のりを深く描いた作品である。単なる個人的な告白にとどまらず、トラウマ、癒し…

『The Coin』ニューヨークで暮らすパレスチナ人女性教師の複雑なアイデンティティを描いた小説

2024年7月に発売されたヤスミン・ザヘルのデビュー小説『The Coin』は、パレスチナ人女性の複雑な内面を、ニューヨークという異質な環境と絡めて描いた作品である。物語は、名前を明かされない主人公のパレスチナ人女性が、ニューヨークの中学校で教師として…

『Saving Time』時は金なり、を根底から覆す。新しい時間の捉え方を提唱する一冊。

2023年3月7日に発売されたジェニー・オデルの『Saving Time: Discovering a Life Beyond the Clock』(日本語意訳 時間を取り戻す:時計を超えた生き方の発見)は、ナタリー・ポートマン主催のブッククラブで、2025年1月の課題図書に選出された一冊である。本…

『Monsters』芸術家の問題行動と作品を享受することのジレンマを考察する

「好きな芸術家の作品は、その作者が許されざる行為を犯したとしても、純粋に楽しめるのだろうか?」 これは、現代社会において多くの人が直面する、非常に難しい問題である。SNSの普及により、私たちはこれまで以上に芸術家の私生活を垣間見ることができる…